インテリアとしても使用されることがあるギター
ギターは趣味として演奏をする人が多い反面で、有名なミュージシャンが使用したモデルや、特定メーカーが期間限定で製造した希少品を美術品として扱うこともあります。
ギターはいくつかの部品で構成をされていますが、本体が壊れてしまっている場合であっても部品の一部が生きていればそれを別のギターの修理に使用することができます。
またジャンクギターもその後の修繕によって再び演奏ができる状態になることもよくあるので、音が出なくなったかたといって諦めるのではなく、まずは買取をしてもらえるか見積もりをとってみるとよいでしょう。
もともとの価格が安いギターの場合は壊れたらすぐに廃棄をすることになってしまいますが、数万円くらいからのギターでは部品だけでかなり価値がつくこともあります。
古いギターなどは現在では生産していない希少な楽器もあるので、もし演奏に適した状態になくてもインテリアやコレクターズアイテムとして販売されることもあります。
倉庫を探したら古いギターが出てきたという場合には、音が鳴るかどうかにこだわらず買取をしてくれるお店に持ち込んでみることをおすすめします。
一度は手に入れてみたい!幻のギター
ギターという楽器はファッション界におけるデニム・ジーンズに似ています。
というのも、実際に使用をするときの実用性よりもむしろコレクターズアイテムとしての価値が独り歩きしやすいものであるからです。
一般向けに販売されている中古ギターではまず見かけることはないでしょうが、世界中には熱心なコレクターが金に糸目をつけずに欲しがる幻のギターがあります。
世界で最も高価な価格がついているとされているギターは、ブライアン・アダムスがスマトラ島の地震が起こったときにチャリティーでオークションに出したストラトギターとされています。
このギターにはブライアン・アダムスだけでなくキース・リチャーズやエリック・クラプトン、ミック・ジャガーなど超ビッグネームが一緒にサインをしているというまさに世界に一本の品物で、落札価格は日本円で2億790万円相当でした。
このことからなんとなくこの世界の状況がわかるようにも思いますが、ギターそのものの価値だけでなく「誰が使用したか」「どんなエピソードがあったか」といったようなことにより軽く数百万円~数億円の価値が生まれるのです。
実際プロのミュージシャンであっても、楽器性能だけでなくいわゆる「ヴィンテージもの」にこだわって演奏をする人もいるようです。
今後高価ギター買取や自身での中古ギター購入を考えるときにはこうした業界独特の内情もよく勉強しておいた方がよいでしょう。