動かなくなってしまったハイブリッドカーは売れない?
トヨタのプリウス登場以来、多くのメーカーからリリースされるようになったのがハイブリッドカーです。
ハイブリッドカーはガソリンだけでなく電気を使用して走行するというしくみの自動車のことで、プリウス以外ではインサイトやホンダのフィットといったところが人気車種として挙げられます。
ハイブリッドカーは新車購入時にエコ車の優遇措置を得ることができるだけでなく、燃料費が非常に少なくランニングコストに優れているということから非常に高い人気があります。
新車だけでなく中古市場でも多くの人から購入ニーズがあり、年式が浅く本体の状態がよい車ならかなり高額で下取りに出すことができます。
そこで気になるのがもし所有しているハイブリッドカーが事故などによって大きく破損をしてしまい、通常の中古車のように次の乗り手を探すことができなくなってしまったという場合です。
通常乗用を継続できなくなってしまった自動車は廃車にしてしまうものですが、買取専門店の中には故障があっても高値で引取をしてくれるところがあります。
ハイブリッドカーの場合一般的なガソリン車と異なる構造をしているのでどこでも引く手あまたというわけではありません。
故障部分のあるハイブリッドカーは専門的に取扱をしている業者を探して依頼するようにしましょう。
重要なのはバッテリーが生きているかどうか
ハイブリッドカーの買取を依頼するときの重要なポイントになるのがバッテリーが生きているかどうかです。
ハイブリッドカーでは電気を蓄積してそれを動力にするという構造のため、非常に大きなバッテリーを搭載しています。
ある意味車体そのものよりもバッテリーを中心とする機構がきちんと機能しているかどうかの方が重要と言ってもよいくらいなので、査定のときにはしっかり状態を見てもらうようにしましょう。
事故などで車体のフレームが歪んでしまっていてもバッテリーを取り出すことができれば他の自動車の修理などに使用ができるのでかなり高額がつきます。
バッテリーだけでなくハイブリッドカーは製造のコンセプトからして「地球に優しい」ということを挙げているので、部品が全体的に流用し易くできています。
そのため部分的に生きているパーツがあればそれだけでかなり価値は高くなります。
そのため買取先として会社を選ぶなら、ハイブリッドカーの修理や販売を専門に行なっており専門の技術者がいるところにするのが望ましいと言えます。
少しずつ普及してきているとはいえ、まだまだ一般の自動車工場でハイブリッドカーを専門にしているところは少ないのでまずはメーカーディーラーなど直列店に相談をしてみるのがよいのではないかと思います。